風の吹きしく

日記とか、考えたこととかをばらばらと。

レーエンデ国物語の感想

ずっと気になりつつも手に取ってなかったのだけど、この前パーッと気分を変えたくて一巻を買って読む。

一気に読んでしまって、平日に我慢を重ねて最後の日の夜に書店にダッシュして二巻、三巻を入手。

面白くて夢中になって、一気に読みました。

一巻の印象は、幻想的なレーエンデの森、伝説と権謀術数、少女と青年の切ない恋と自由を求め道を切り開く勇気、といったところ。

以下、三巻目までのネタバレもありの感想です。わーっと書いたので丁寧ではないですが、どうしても吐き出したくて。

ネタバレ嫌な方は読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一巻

・幻想的なレーエンデの森、古代樹に住まう人々と満月の夜の幻の海、英雄の父に連れられた少女が弓使いの青年に出会い、本当に自分が望むものは何かを考え始める、というザ・ファンタジーな導入にワクワク。

・風景の描写がとにかく綺麗。歌う木、クラングや氷雪花、美しい自然の中で季節が移ろい、ユリアとトリスタンの間の気持ちも少しづつ変化していく。

・新しい交易路を探す中で怪しい密輸団とやりあったりという冒険要素もたっぷり。

夏至祭でトリスタンが銀呪病であることがユリアにバレる。満月の夜にトリスタンの母に家から締め出されたせいでかかったらしい。トリスタンが7歳の時に母は軍務に復帰したきり戻らなかったらしいので、幻の海に飲まれたのは7歳以前、銀呪病を発症したのはおそらく21才前後。

・ユリアとトリスタンは合えない時間も多いまま、新しい交易路の工事も進み、トリスタンの銀呪病も進行していく。とうとうトリスタンが倒れ、エルウィンに戻ることに。心を決めて妻にしてくれと言うユリアに、死の恐怖から逃れるためにあなたに慰めを求める浅ましく意地汚い人間になりたくないと拒絶される。トリスタンがユリアの笑顔が一番のご馳走だと言ったから、笑っていよう、泣くのは彼が森に還ってからと決意するユリア。ここまでは色んな出来事がありつつも平穏だったな。。。

・聖イジョルニ歴五四一年七月十五日、ユリアとトリスタンが暮らすエルウィンが何者かに襲撃され、敵をひきつけようとしたユリアが森に迷い込み、銀呪病の赤ちゃんを抱く。しかし一夜明けると赤子の姿はなかった。そしてどうやらユリアはその赤子を妊娠しているようだった。ウル族の伝承で満月の夜に天満月の乙女が悪魔の子を受胎するとあるため、ウル族に妊娠のことを知られてはいけない。

・ユリアの妊娠がバレる、ユリアがトリスタンが父だと嘘を言う、プリシラが銀呪病にかかると子をなせなくなるからトリスタンが父はありえないと言う、のくだりで頭を抱えちゃった。

確かに、トリスタンが子を成せない、彼にそれを求めるなという発言は何回かあったんですよね。でもトリスタンの生い立ちや信条にかかる理由で子をなせないのだと思ってました。これはミスリード?に引っかかったな〜。でも確かに、この状況なら自分の信条がどうであれトリスタンならユリアを守るため自分が父親って言うよね。物理的に無理なのか。。。

・ユリアとお腹の子を守るために露悪的な言葉を吐くトリスタン。ユリアもトリスタンもヘクトルもつらいだろうな。少し前までの出来事が平穏に思えるほど急転直下の展開がつらい。

・トリスタンが竜の首でご飯係してるの良かった。ロマーノ・ダールに「ユリアに手を出して、団長に殴り倒されたんだって?」って言われるの、ちょっと笑っちゃったよ。そうだったらどんなにか良かったか。

・色々ぼろぼろだし絶望的な状況だけど、とにかくユリアとトリスタンがもう一度会えてよかった……!!

・トリスタン、ここで死ぬのか……。そして前を向いて止まらずに駆け抜け続けるユリア。涙が止まらない。

・この後、ベロア・マルモアの息子と結婚して四人の子をうみ、八十二まで生きたユリア。短すぎるページであっという間にユリアの残りの一生が綴られてて、その内容と記述の短さに頭が追いつかない。一生をエーレンデの解放に捧げて、レーエンデに戻ることはなくて、え?この後結婚して子供うんだの?というかこの2人の物語はこの巻でおしまいなの?!

数日経って気持ちの整理つきました。

ユリアは、トリスタンとの約束を果たそうと、一生走り続けたんだろうな。

これはユリアとトリスタンが最後まで同士だったからこその結末なんだろう。もし別れる時に恋人同士だったら、ユリアは他の人とは結婚しなかったんじゃないだろうか。トリスタンとの「振り返るな、立ち止まるな前だけを見て走り抜け」という約束を果たそうとしたからこそ、結婚し子を生むという選択をしたんじゃないかな。

・もう一度読み返そうと冒頭の泡虫のシーンで、これトリスタンがユリアにおかえりって言ってキスしてるんじゃん?!と気づく。そっか。トリスタンおかえりって言えたんだね。でもこんな悲しいおかえりってある?



 

 

二巻

・政敵に家族を殺され屋敷を焼かれて逃げだした少年と、それを拾った怪力少女のボーイミーツガールから始まる話で、カボチャ割り大会で優勝する少女とか、少年が求婚して十八になっても気持ちが変わらなかったら結婚しようとか約束してましたよね。

それがどうして、物語の最後には少女は革命軍のリーダーとして生きたまま一か月間磔にされて死んでいき、少年は残虐王として恐れられる法皇帝となり、後世にも忌み嫌われる孤独な為政者として五十八歳で亡くなりましたって結末になるんですか。。。

なんでこうなった。神はいないのか。

・戦闘や虐殺のシーンも多く、全体的につらい描写が多い。ダール村が襲われたシーンとか。ブラスの娘の話とか、個人的に苦しかったです。

・ルーチェは一途で賢くてかわいいし、テッサは明るくてたくましくて頼もしくて、本当に太陽です。

バルナバス砦の指揮官のカール・シュライヴァはユリアの子孫だよね。ユリアが刻んだという「レーエンデに自由を」の一文に、彼女の思いが後世まで残っているんだなと思った。

・西の森のエルウィンは、一巻のエルウィンとは場所も違うけど、ホルトとリリスの子孫たちだったりするのかな?ゾーイの娘のイルザが月光石の首飾りつけてるし。おそらくこれユリアがリリスに預けた首飾りだよね。

・銀の海の描写が、一巻とは違うのでは?と感じた。一巻では幻想的なイメージがあったけど、二巻では恐ろしい、恐怖の対象という感じ。

一巻ではユリアは銀の海が美しくて誘い出されそう、と感じているけど、二巻でルーチェは銀の海を見て恐ろしい、こんな中で城を抜け出そうとした兄はどんなにその境遇が嫌だったのだろう、と思ってるし。

神の御子が生まれたときに幻魚たちが実体をもちはじめたので、その時から銀の海の性質が変わったのかな。銀の海がレーニエ湖周辺だけに現れるようになったのも、神の御子を迎えに行くためなのかもしれない。

・革命が成功しかけたかに思えた後の、蜂起した民による行き過ぎた虐殺や民族間での諍いが醜くも痛々しく、そして現実にもありそうだなあと思う。私だってもしティコ族だったら「ウル族はずっと森に隠れて税金納めてなかったんだから滞納分支払うことになっていい気味。自分たちは今まで頑張って納めてきたから税金半額だーやったー!」って思っちゃいそう。

・ルーチェが後世に「残酷王」って呼ばれることがプロローグで明かされてたけど、私は勝手に帝国側から見た呼称だと思ってたんですよ。ユリアだって、帝国から「毒婦」って呼ばれてたじゃん。それと同じことで、ルーチェはレーエンデから抜け出してその計略で帝国軍を苦しめまくって帝国側から「残酷王」って呼ばれるんだと思ってたんですよ……。だからこの結末にはそっちかぁ〜!!!とショック。ルーチェ、おまえはそうはならないと思ってたのに。でもそれだけテッサのことが好きだったんだろうな。そして気持ちをひとつにしないレーエンデの民に絶望したんだろうな。

「もっと絶望しろ」の言葉の先には「そして本当の革命を起こせ、かつてテッサが起こそうとした革命を」が続くんだろうか。せめて、そうであってほしいと思う。

それとも彼はテッサが死んだことで、完全に心を壊してしまったのだろうか。そうであっても不思議ではない。

・建国の始祖ライヒ・イジョルニの目的はなんなんだろうね?神の御子を誕生させるところまでは予言していて、かつ彼が「かくあれかし」と選択した未来だけれど、それ以降のことは何も予言してないみたいだし。

彼が掲げたという旗の言葉「海より来たりて海に帰す」はどういう意味だろうか。イジョルニはレーニエ湖で遭難して創造神と出会い、未来視の力を手に入れたというから、それが「海より来りて」なのかな。そして神の子を誕生させるためにレーエンデを守り、神の子を始原の海に還すのが「海に帰す」ということだろうか。

 

 

 

 

 

三巻目

・時代が下り、鉄道も通ってさらに変わってしまったレーエンデの風景が悲しい。ぎりぎりエルウィンの辺りだけ、かつての古代樹の森が残ってそう。

・テッサの名前も性別も、何をしたかも語り継がれていないという事実がつらい。「彼」じゃない「彼女」だよ。歴史を正しく教えない、無いものにする、というのは明確にその民族に対する迫害だと思った。ときおり「歴史なんて学んで何になる?」「古典勉強して役に立つ?」という意見があるけれど、それは自分たちの歴史や文化を無き者にする行為でもあるんじゃないかなあ、と思ったり。

・マレナ、月光石の首飾り持ってる。

・「まんまるツチイモ」の歌を歌っていたという女の幽霊はテッサだよね。なんでこの二人のもとに現れたのかな?

・レイルに行く途中でアーロウが見た土地の記憶、これ、ユリアとトリスタンじゃない?。初めてあった次の日の朝の会話!!場所も昔のエルウィンがあった場所だしこういう断片だけでもめちゃくちゃ嬉しくなるな。

・ラウド渓谷路のシレン・ドゥ・エルウィンも月光石の首飾り下げてる。ユリアの月光石持ってるのはマレナかと思ったけど、シレンかな。あと渓谷路の追いかけてくる影、二巻で噂話でちょろっとされてたやつ?!三巻ではレーエンデっぽい不思議なものがほとんど出てこなくなるから、ちょっとびっくり。

・英雄は25歳で死ぬ、という話からひょっとしてトリスタンも25歳で死んでたりするのか?と思って計算してみたけど、おそらく27歳で死んでるので違った。

・ミケーレ・シュティーレはもっと大人物かと思っていたらしょうもない人間すぎた。それとは反対に、ミラベルあんたは本当に天使だよ。劇に対する鑑賞眼も確かだし。

・リーアンとアーロン、最後どうなるかと思ったけど入れ替わるのか。リーアンは傍若無人で弟へのわかりくい愛情を持ってる人物だった。

・ルネ・リウッツィが挨拶に来るけど、彼はライヒ・イジョルニの本当の望みを知っているのかな?

・挟み込みのペーパーでユリアとトリスタン、テッサとルーチェのショートストーリーがあったのですがこういうの大好きですもっとください。

 

毎回、次の巻までに百年くらい経過してるけど、次の四巻でも百年経過するらしい。おそらく全五巻と思われるけど、四巻から五巻も百年経過するなら、一巻からは五百年弱経過することになるなあ。なんていう大河物語。

今のところ、どの巻が一番好き?と言われたら一巻か二巻だけど、この物語は巻が進むほど「これはこういうことだったんだ」とか、「あの人がしたことがここで生きてくるんだ」という発見があるし、全体を通して眺めることでさらに深みが増すと思うので、完結が楽しみです。

でも物語としてはなにも始まらないし完全に別の話になっちゃうけど、古代樹の森でユリアとトリスタンの二人にただただ幸せに暮らして欲しい、、、って思うし、毎年カボチャ割り大会で優勝しまくるテッサに求婚するルーチェが結婚してめでたしして欲しい、って思ったりするのでした。

ゴジラ-1見た。気づいたら恐怖で手と歯が震えてた。

たまに映画見に行く一般人の、特にネタバレとかも気を使ってないただの感想です。


今更ながらゴジラ-1やっと見たけど、面白い!!

シン・ゴジラが災害と官僚の話なら、これは戦争と家族の話だった。

あと、とにかく出てくるシーン出てくるシーンゴジラが圧倒的すぎてえ?かなうわけなくね?ってなってた。

あんまりにも怖すぎて気づいたら手が震えてたし、なんなら歯もカチカチいってた笑笑

さらに、後半めっちゃ泣いてたので、身体ブルブル震わせながら涙流しまくってる人になってて、近くに人いなくて良かった〜と思った。(田舎だし深夜だから、同じスクリーンで見てる人全部で5人くらいしかいなかった)

 

 

新生丸のメンバーめっちゃ好き笑

艇長いいよー!こういう腹座ってて前向きでカラッとしてる上司はね、端的に言って危機の時にめっちゃ心強いんですわ。私の上司になってください。災害対応の時に指揮とって欲しい。


あと学者の野田さん良かった〜!ちょっとほわっとした浮世離れした雰囲気が、めっちゃ学者感ある。かと言って浮世離れしすぎずちゃんと人の痛みを知り、専門知識もあるところが最高。


そして若者の水島君もよい!若者ゆえ、戦争を知らないゆえの屈折のない明るさ、呑気さが他の大人組とのいい対比にもなってたな〜。


あと、澄子さんも良かった。澄子さん役をしてたの安藤サクラだったんだって、クレジット見て気づいた。めっちゃおとなりにいそうなおばちゃんだった。最後に電報握りしめながら敷島の胸叩くシーンが何故か印象に残ってる。


のりことあきこちゃんも良かったー!中盤、のりこ!のりこぉぉぉ!!って敷島と一緒に私の心も打ちのめされた。最後、会えて良かったよー!幸せになってくれぇぇー!!首の痣は知らねえ!!!海中で再生される肉塊も知らねえ!!!!

 

敷島は、見てる間すごい感情移入して見てたのでめっちゃつらかった。生きよう、生きたいという気持ちと、生きることへの罪悪感で押しつぶされそうになるのが行ったり来たりして、本当につらい。戦後の日本人、こんな気持ちを持って生きてきた人もたくさんいたんだろうな。


まさかゴジラ見て、戦争のことを考えるなんて思いもしなかったけど、凄惨な戦争があり、焼け野原の日本で復興していった、ということにもっと思いを馳せたいし、色々知らねばならないよな、ということを思った。


簡単には書き表しきれないけど、めちゃくちゃ面白かったし、色々と思うところあったなあ。

そして、何よりも迫力が凄すぎて、もう一度あのゴジラの咆哮を劇場で聞きたい、見たいって気持ちになってる。


なお夫に「ゴジラ迫力ヤバすぎて気づいたら手が震えてた」って報告したら「絶対見に行く」っていってた笑

 

今年の目標とやりたいことを書いておく

去年までは今年の目標とやりたいことを紙で書いて壁に貼っておく、という方式だった。これだと毎日見れるのはいいけど数年後までのこらない(捨ててしまう)ので、今年からブログに書いておくことにする。

順不同。

 

・空手を始める

 私は小学生のころ短槍使いのバルサにあこがれてたくらいの人間なので、どこかでほんのり「武道したいなあ」と思いつつも色々と理由つけて今までやったことがなかった。

 しかし!なんと!!子供が空手を始めたのである。ということは、子と一緒に空手をやれば送迎も兼ねられるし一石二鳥なのだ!! ということで空手を始めたいと思う。子供が習っているこの流派だと、経験値重ねると棒術も習うことができるのだが、あれがめちゃくちゃかっこいい。

 

・畑で作っている野菜を売る

 自分で屋号を決めて野菜を売りたい。実は「農業をしたい」というのも中学生くらいからの将来の夢だったんですよね。今すぐ大農家になるのは無理だけど、仕事と子育てをしつつ週末農業でできたものを直売所で売る、というのは全然可能だなと思った。

 

・実家に帰る

 去年を振り返って、年末に実家に帰ったのがめちゃくちゃ楽しかったので、今年も実家に帰りたい。そしてみんなでトビウオすくいをしたい。楽しみだな~!



さて、大きな目標は書いたので、あとはつれづれ。

 私って、すごく怠惰で新しいことをするのが苦手でめんどくさがりで保守的な面があるんですよねー。それが故に、中高生の時も部活とか入らなかったし。

 大学ではそれじゃダメだ! なにかしなくちゃ! と思って部活&サークル4つくらい入って、結果1つは続いた。そこで色んな人とも出会えたし、今までに無い経験をたくさんしたので良かったと思っている。

 今また、人生第2のそれじゃダメだ! なにかしなくちゃ! が来ているのかもしれない。(いや毎年か?)こういうのは思い立ったらすぐ行動しないと、気づいたらいつもの生活のまま通り過ぎていってしまうので、やろう!

 一年後、どうなっているのか楽しみだな~

じいさんが倒れた話と、自動運転早く導入してほしいなーと思った話

 じいさん(義父)が倒れた。

 じいさんと言ってるけど、六十ちょっとすぎくらいなので田舎では全然若い部類である。まあ世間一般でいえばじいさんなんだけど、人口の70%くらいが六十過ぎ(体感)の田舎の集落ではそれなりに若手になる。

 

 命に別状なく、後遺症なんかもそこまでないようでほっとしたけど、脳梗塞で入院と聞いた時には家族全員に衝撃が走った。

 

 ひょっとして介護始まるかも?というのに加えて、田畑のもりや出合い(男女が会うことじゃなくて集落内の草刈り、溝掃除などの共同作業のことです)どうしよという心配が頭をよぎった。

 いまじいさんが田んぼのあれこれや草刈り、みぞ掃除なんかをやってくれてるけど、できなくなったら平日仕事してる私たちが土日草刈りしても間に合わない。そもそも土日がほぼ草刈りだけで潰れてくのはさすがに無理だし嫌だ。

 こうやって兼業農家の家は年々農家でいるのをやめてくんだろうな~。

 

 あと心配になったのは、じいさんが戻ってきたときに車の運転できるのか?ということ。

 最寄りのスーパー・コンビニまで徒歩だと片道一時間はかかる田舎において、車の運転できなくなるのはめちゃくちゃつらい。

 近所の畑には行けるやろって思うかもしれないけど、それも軽トラ前提の作業が主なので、車の運転ができなくなるというのは、うちのじいさんにとっては足がなくなるくらいつらいだろうなー。あちこち自分で好きに行動するの好きな人だからなー。

 

 そう考えてくと、やっぱり自動運転は早く導入されてほしいな! と思う。

 このまえタクシードライバー80才まで可能になんてニュースもみたけど、正直80近くのおじいちゃんの運転する車はちょっと怖いよ。それより早く自動運転できるようになってほしい。

 と思っていたら、2023年4月に法改正されて、自動運転レベル4までは可能になったらしい。全然知らなかった。これから実証実験などを経て、実用化に向けた技術開発が進んでいくだろう、ということなので、楽しみですね。



「自動運転レベル4」解禁! それで何がどう変わる?

https://www.webcg.net/articles/-/47963

 

 ちなみにじいさんはほぼ以前と変わらない状態で帰ってきました。よかったよかった。

富山と金沢に遊びに行った

ただの日記。

11月3日、4日で富山と金沢に遊びに行った。

 

3日は富山。

お昼をホタルイカミュージアムの二階の食堂で海鮮TKGを食べ、ホタルイカの沖漬けとTKGの組み合わせがおいしすぎて「ホタルイカのうまみが凄い」とめっちゃ言っていた。

 

その後、富山駅へ向かい、トラム(路面電車)に乗ってガラス美術館へ。子供たちは路面電車に大興奮だった。

ガラス美術館は、1階に展示してあった木製のピタゴラスイッチみたいなからくりがおもしろかった。もちろん子供たちはこれにも大興奮。

あと、ガラス美術館の建物自体の建築物としての造形に圧倒された。ビル全体に吹き抜けがあるけど、それが斜めに通っていて、エスカレーターで上階に上りながら見下ろすだけでもワクワクする空間だった。街中にこんな凝った建物あるの凄すぎない? 富山。

設計したのは隈研吾氏で、とても有名な建築家なのだそうだけれど、全然知らなかった。今後、隈研吾さんが設計した建物を見に行くのもおもしろいかもしれないと思った。

 

日も暮れてきたので、富山駅でお土産を買ってブラックラーメンを食べておしまい。

 

4日は金沢に行った。東茶屋街でフルーツ大福と棒茶をいただき、ぶらぶらと街並みを楽しむ。観光客がとても多かった。途中、やけに人が多いな…と思ったら何かの撮影らしく大久保佳代子さんと極楽とんぼの加藤さんと小泉孝太郎さんがいた。あと、金箔ソフトクリームの並びがすごかった。

その後は石川県立図書館へ。こちら去年新しく建ったらしいけど、これまた建物に加え本の配置も含めたデザインに圧倒された。全体の雰囲気も素晴らしいけど、細部まで細やかに作られていて、あちこちにまるで隠れ家のようなスペースがあるものワクワクする。子供用のスペースも広くて遊技場のような場所もあり、毎日通っても絶対に飽きないと思う造りだった。あとから調べて知ったけどコンセプトが「公園のような図書館」らしい。こちらの設計をしたのは千田満氏とのこと。

 

図書館を堪能したあとは、おそめの昼食ということで寿司食いねぇ!という地元で有名な回転ずしチェーンへ行ってお寿司を堪能した。とってもおいしい。石川県民の寿司への支出は全国トップらしいが、こういうおいしいお寿司チェーンがたくさんあるならそれも納得。

 

そんな感じで富山と金沢を楽しんできて思ったことだけど、北陸の富と歴史と産業と芸術の蓄積がすごいなと思った。特に芸術。

 

観光産業を育てよう、みたいなことを思ったときに「ある程度」より先にジャンプするためには、芸術的なアプローチが必須なんだろうな…みたいなことを思った。でも芸術って普段触れてない人には理解できないから「ゲイジュツなんて腹の足しにならないもんにそんな金かけてどうすんの?」ってなるんだろうな。うちの地域ではそういう風潮があるもんなあ。

 

あと、ホタルイカの黒造りのタレだけでも調味料として売ってくれないかな? あれめっちゃおいしいです。

温暖化についてざっくり

最近、子育て中の友人から「環境問題のことを考えると子供の未来が心配」「あと数百年くらいで人類は滅亡するんじゃないか」といった趣旨のメッセージがあった。私も同じような不安はあるし、いろいろ思うところはあるので返信した内容をメモ代わりに残してみる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

最近本当に、環境問題はたいへんなことだなと思う。

特に温暖化(沸騰化)と生物種の多様性の低下(絶滅)とか。

 

温暖化だけど、今年の夏は暑かった。7月~9月のかなりの日が最高気温30度以上、35度近い日もたくさんあった。これだけ暑いと、日中は外で遊べないのよね。熱中症警報アラート出てるし、外出た瞬間熱波で汗だくになるし、公園の遊具は灼熱で触るとやけどするし。

夏休み中の近所の小学生が、夏休みだけど外暑すぎて遊べないからずっと家で遊んでるって聞いて、本当に「違う気候区分に入ったな」って思った。今後は今年の夏みたいな暑さが続くのが通常になるだろうって予測があるらしい。

これからの子供たちは、夏休みに日中外で遊べない時代を生きるのか。

 

今年知った言葉で「ポイントオブノーリターン」っていうのがあって、温暖化が進んで極地圏の氷が融けるだすと、それまで氷で反射されてた太陽光が地面に吸収され、さらに周囲の氷が融けて、って加速度的に温暖化が進み、もうそれ以前の状態にはもどらなくなってしまうポイントがあるらしい。でもそれがどの時点かはだれもわからなくて、過ぎた後にいろんなデータを分析してやっと「あのときのこの時点が、ポイントオブノーリターンだったんだ」ってわかるものらしい。

 

スマホとか高度なIT機器なんていらない、大地に足をつけた生活したいっていう感覚すごいわかる。特に小さい子供と一緒に暮らしてると本当にそう思うよね。

ただ、一方で今の私たちを病気や飢えから遠ざけてくれているのは高度に発達した科学技術でもあり、それが無くなってしまったら大混乱が起きて多くの人が死に、飢えるだろう、ってのも思う。世の中複雑になりすぎて、シンプルな生き方をするのが難しすぎるんだね。

 

ちなみに今の日本が鎖国したら、日本の農地で生産できる食料で養えるのは3千万人くらいでは?って言われているらしいよ。

 

温暖化、どうにかしたいなー。今の資本主義、経済第一な社会をどうにかすべきなんじゃないかって思っていろんな本を読んでみた。

世界的に同じような考えをもっている人はたくさんいて、色々な方法を模索しているみたいだけど、資本主義的な経済をやめると、共産主義的(みんなで働いて、その利益はみんなで分配する)な方法になっちゃって、その共産主義は過去にひどく失敗したし、仮にやったとしても環境問題が劇的に改善する見込みはない、らしい。

 

今の私たちが産業革命以来とてつもなく豊かな生活を送ってこれたのは、ほぼ石油のおかげなんだって。でもその石油、使うと温暖化の原因になるし、採掘しにくくなってきて、徐々に採算が取れなくなってきているらしい。

世界的に「今の豊かな生活を維持しつつ、環境への負荷を抑え化石燃料に頼らないための新しいシステムを作り上げる」ことができなければ、地球環境が劣悪になり、今の文明を支えてくれた化石燃料の恩恵もなくなってしまうという瀬戸際、分岐点にいるんだという状況にあるみたい。

でもそれって、一人ひとりの意識とか行動変えるくらいではなかなか難しいものがある。

 

じゃあそれをどうやって実現するの?というところで「グリーンニューディール」や「グリーンリカバリー」と言われる政策が各国で採られ初めてきているらしい。

 

私もあれこれ調べたけど、今現在で一番実現可能性が高くて、効果もありそうなのはグリーンニューディール政策だと思ってる。ただ日本ではそれも全然進んでないし、産業構造の転換が必要だから難しいんだろうな・・・。それに「グリーンニューディール政策」って一言で言っても、その中に入ってくる項目が多岐にわたるので、やり方によっては骨抜きになったりぜんぜん目指すものと別物になったりしそうだし。

先は長そうだなあ、と思うけど、このへんは例えば政治家に働きかける、みたいな意味では個々人の行動でも意味ありそうだなーとも思う。

 

とりあえず今日のところは、このへんで。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

三連休って最高

三連休って最高ですね。

特に何かをしたりどこかへ行くわけでもないけど、ただただ「明日は休み!」という気持ちの余裕が長く続くので、休みが二日から三日になったという以上にお休みが長く感じられます。

 

さて、この三連休でやったこと。

 

1.落花生を試しに収穫してみた。

 

 畑に植えた落花生を、試しに3株ほど収穫してみた。1株あたり、10~15ほどの落花生がとれた。植えた後はたまにぼかし肥料をあげて、ちょろっと草取りした以外はほぼ放置だったので、ちゃんと収穫できたことに感動。でもできればもうちょっと収量あげたいな~とも思う。

 

 収穫した生落花生は、塩ゆでにしたり、オーブンで焼いたり。個人的には殻付きのままオーブンで焼いて食べるのが、楽だし香ばしくておいしいので好きです。

 

2.子供と機織り機をつくった。

 

 子供がなぜか「機織り機を作りたい!!」というので、じゃあつくってみようか、とyoutubeで機織り機の作り方の動画を調べてみるも、本格的で難しそうだったのでめっちゃ適当アレンジしてそうめんの木箱に釘打ってつくってみた。

 めっちゃ雑なつくりだけど子供は「やったー機織りできる!」と喜んでた。ちなみに何つくるのか聞いたら「はたをつくるんだよー」と言っていて、どうやら”旗”織り機だと思っている様子。

 次回機織り機つくることがあったら、もうちょっと改善してマシなやつ作りたい。



3.コマツナの種をまいた。

 

 9月にも一度コマツナはまいたけど、もう一度時間差でまこうと思っていたのでこの三連休でまいた。9月にまいたやつ、暑くて虫いっぱいいるせいか、めっちゃ虫にくわれてる……。





#家庭菜園 #手作りおもちゃ #生落花生 #コマツナ