風の吹きしく

日記とか、考えたこととかをばらばらと。

将来なりたかったものの話

日々を過ごしているとたまに、私の人生これでいいんだっけ?とか、目指したい人物像はあるのかなんてことを考える瞬間があったりする。

 

目指したい人物か…とくにないな。昔はどうだっけ?なんて考えて、そういえば私、小学生のころは短槍使いのバルサみたいな人になりたかったっけ、ということをふと思い出した。

 

短槍使いのバルサは「精霊の守り人」から始まる物語のシリーズの主人公。もともとは小説だけど漫画化、アニメ化、ドラマ化もされた超有名な児童文学ファンタジー。めちゃくちゃ面白いので一作目の「精霊の守り人」だけでも読んでみてほしい。

バルサは30才ちょっとの化粧気のない女性、凄腕の短槍の使い手で普段は用心棒をして生計を立てている。

 

小学生のころ「私もバルサみたいな短槍使いになりたい」と言って野山で手ごろな長さの棒切れを拾ってきて先端を尖らせて家の中でぶん回そうとしてたら母親に外でやれと怒られた気がする。結局ベランダでぶん回してた。

 

バルサのかっこいいところをあげてみる。※あくまで私の主観です。

・何はともあれ強い。

・ただ腕っぷしが強いわけじゃなく、人体の動きや人の思考なども読んで、その場で最適な動きができる。

・旅慣れていて荷物が最小限(着替えは二枚で日々洗いながら着まわしている)。

・若いころは負けん気が強くてはねっかえりの印象が強かったけど、大人になって落ち着いてからは周りを見る余裕ができて、頼もしい人という印象。

 

本当はもっとかっこいいいところあるけど、うまく言葉にできないし言葉にすると「違うな…」ってなるのでこれくらいで。

 

さて、じゃあ今の自分はどんな大人になっているかと振り返ってみると、昨日なんて子供に「ねーおかーさーん」と呼ばれて「おかあさんじゃないよエダマメだよ」と返事して、「うええーん! おかあさんがエダマメになっちゃったー」って泣かれたり、「エダマメー、絵本よんでー」って喜ばれたりした。

たまに母親であることに疲れるから、他のものになりたくなるじゃないですか。

エダマメはおいしいので大好きです。



バルサみたいな人間にはほど遠いな…。



気を取り直して。バルサみたいな人間にはほど遠いかもしれないけど、普段はエダマメかもしれないけど、もう少し周りを見る余裕と頼もしさと肉体的・精神的な強さを手に入れたい。

 

そう思って今日一日を頑張ります。